フリーランスを利用してリモートワークを導入する際の3つの注意点

リモートワークを試してみたい。しかし不安は大きい。
リモートワークだけでも不安なのに、フリーランスをリモートワークという形態で案件をお願いするとなると非常に慎重にならざるを得ないと思います。
今回はフリーランスを利用してリモートワークを導入する際の注意点をご紹介し、安心してご利用いただけるよう導入方法などをあわせて紹介していきます。
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はじめに
リモートワークとは会社のオフィスに通う事なく、自宅等で働く事が出来るというワークスタイルの事です。
オフィスという場所にとらわれずに仕事を行う事が出来る上に、フリーランスを利用する事でより幅広く便利に活用出来ます。ですが同時に注意すべき点もあるので、抑えておくべきです。
まずメリットとしては、コストの削減が期待出来るという点が大きかったりします。
一言でITエンジニアと言っても、それぞれ得意とする分野があったり逆に苦手分野もあったりするものです。
そういったエンジニア個人の得手不得手を考慮しつつ、全ての業務に必要な人材を確保するとなるとかなり多くの人材を雇用する必要があります。
そうなると人件費が膨大に掛かるだけでなく、多くの雇用者が働くためのオフィスの確保や環境を整える必要があり、企業側の負担はかなり大きくなってしまうのです。
所がフリーの人材をリモートワークで使うという方法であれば、そのプロジェクトの間だけ雇用して仕事をして貰う事が出来ます。
しかもオフィスを用意する必要もないので、正社員としてエンジニアを雇い入れるのと比較して、大幅にコストを削減する事が可能です。
同時に企業にとって苦手な分野もフリーのエンジニアを活用する事で、カバーする事が出来ます。
そういった形でそれまで苦手とされていた分野の仕事も行える様になれば、クライアントの幅も広げる事が可能です。
その結果、これまで受ける事が出来なかった内容の仕事も、フリーランスのリモートワークを導入する事で受ける事が出来る様になります。
更に海外のフリーランスを活用した上で、上手く仕事を割り振れば、時差のお陰で24時間体制で案件を進める事も実現可能です。
任された案件をスピーディーにこなせす事が出来る様になるので、クライアントの信頼も高まりより多くの仕事を依頼される様になります。
加えて優秀な人材を発掘する事も、期待可能です。というのもフリーの人材を多く使っている内に、他の人と比較して断然、仕事が早い上に正確な人を発見する事があります。
口だけでなく実際に業務を行って貰い、その上で能力を判断出来るので、本当に優秀な人材を見付け出した上でスカウトして雇用する事も可能です。
特に企業が新たに事業を展開する際には、優秀な人材確保と限られた資金をどう活かすのかが重要だったりします。
フリーランスのリモートワークを活用すればコストを抑えながら、必要な人材を迅速に集める事が可能です。
もっとも企業にとってメリットだけでなく、注意点も存在するのでその部分も抑えておく必要があります。
フリーランスを利用してリモートワークを導入する際の注意点とはなにか?
セキュリティ問題
まずフリーな人材を雇用する事で注意すべきなのが、セキュリティの問題です。
特に個人情報や企業にとって重要な情報を扱う場合には、そういった情報が漏洩しない様に細心の注意を払う必要があります。
フリーの人材の中には、そういったセキュリティに対する意識が低い人間も存在するので、上手く見極めないと企業にとって手痛い情報漏洩問題が起き兼ねません。
慎重に仕事を依頼すべき人材を見極めると共に、万が一の場合に備えて秘密保持契約を事前に結ぶ等の情報漏洩対策をきちんと行うべきです。
相手はフリーの人間なので、能力の見極めが難しい点にも注意する必要があります。
フリーの人材の中には、いざ仕事を任せてもいい加減な性格で納期を守らない人もいたりするのです。
他にも任せてみたものの、能力不足で途中で投げ出してしまうケースも起こったりします。
なので人材を確保する際は、その人がどの様なスキルを持ち、過去にどの様な仕事をどれ位こなしているかをしっかりチェックして信頼出来る人を選び出すべきです。
社内の人材育成の懸念
フリーランスによるリモートワークに頼り過ぎてしまうと、社内の人材育成を邪魔してしまう恐れもあります。
活用し易いからといって外部の人材にばかり頼ると、自社の社員が成長する機会を奪ってしまう事になるのです。
お陰で自社ノウハウが蓄積出来ないまま、企業としての強みや売りがなくなってしまうという事態に陥る危険性もあります。
だからこそ外部のフリーな人材ばかりに頼り切るのではなく、社内の人材育成もきちんと忘れずに行い、バランスを取る事が大事です。
ノウハウや技術の流出
自社ノウハウや技術が流失してしまうリスクが生じてしまう点にも、注意する必要があります。仕事内容によっては依頼するフリーランスに、自社のノウハウや技術を開示しなければならなくなったりするのです。
お陰で自社ノウハウが流失してしまう事で、企業としての強みや売りを失う事になる恐れがあります。
なのでフリーランスに仕事を依頼する際、自社のノウハウや技術が必要な部分は出来るだけ避けるべきです。
開示を行う場合でも、出来るだけ1部分に止める様に努力する事が大事だったりします。ただしこれからの時代、特に日本では労働人口の減少や流動化が進んで行くと見られているのです。
そのため国内企業が生き残るためには、こういったフリーランスのリモートワークの活用による人材確保が必須と見られています。だからこそ注意点を考慮しつつ、出来るだけ早い段階で積極的に導入すべきです。
フリーランスのリモートワークをご検討の企業様へ
アプトリーでは自社内にフリーランスの方を登録しており、チームを組んでのご紹介や、リモートワークに必要なツールのご紹介など、リモートワークを導入するにあたってこれまでの実績をもとに企業様ごとに合わせたご紹介をすることが可能です。
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