当てはまったら注意!依頼してはいけない危険なシステム会社の共通点を紹介
「システム会社に発注をしたら失敗してしまった」こういったことを避けるためには、選んではいけないシステム会社の特徴を知っておくことが大切です。ではさっそく、選んではいけないシステム会社の特徴を見ていきましょう。
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●自社にエンジニアを抱えていない
システム会社なのだからエンジニアがいることが当たり前と思うことでしょう。
しかし、中には外部に発注をしたり、外部から人材を寄せ集めているということがあります。
自社にエンジニアを抱えている会社なら、会社のこれまでの技術、文化、人材教育など構築されています。
また、同じ会社で一緒に働いている人たちには連帯感があります。これに対して外部から寄せ集めた人材では、蓄積してきた技術や文化はないし、連帯感もありません。
システム開発は作り手と設計があれば、同じようなものができるというわけではないのです。
●価格設定が不適切
システム開発を依頼しようと思ったとき、それに当てられる予算はある程度決まっています。
価格についてはシステム会社と相談をして決めることになりますが、希望をする予算に納まるか考えるわけです。高すぎればコストが大幅にかかってしまいます。安ければ依頼をする側としてはうれしいですが、あまりにも安いと信頼できる会社なのか不安があります。
仕事内容によって価格は変わるので相場を知ることは難しいですが、提示された価格が適切なものなのか判断をしましょう。
見積もりを立ててもらうときには、何にいくら使うのかといったことまでできるだけ詳しく出してもらうようにします。
詳細に出してもらわないと、後で料金に関してトラブルを起こす心配があります。価格に関してあいまいにするような会社は信頼できるのか疑問です。
●悪い意味で納期内に仕事を終わらせてくれる
納期については依頼する側と受注する側で相談をして決めます。依頼をする側としてはできるだけ早くシステムを導入したいので、早く仕事を仕上げてくれる会社に依頼をしたいことでしょう。
しかし、あまりにも納期までの期日が短いと特急で仕事をすることになり、仕事が雑になってしまう可能性があります。
かといって、納期はいつでもいいですよといったようでは、なかなか仕事を完成させてくれません。
「特急で仕事を完成させます」というようなシステム会社は、質のよいものを仕上げてくれるのか疑問です。
質の高い仕事をしてくれたとしても、人員を多く導入するなどで料金が高くなりがちです。
反対に納期はいつになるかわかりませんといったシステム会社は、仕事を完了させる能力があるのか疑わしいし、やる気も疑ってしまいます。
こういった会社は避けましょう。
●打ち合わせをしてくれない
システム開発をする際に重要なことが打ち合わせです。
どのようなことを目的にしているのか、どのようなゴールを目指しているのかなど、依頼する側とシステム開発をする側で話し合いをします。
「話し合い何て」と思うかもしれませんが、ここでしっかりと話し合いをしてお互いの考えをすり合わせておくことで、その後の仕事がスムーズになります。
しっかり打ち合わせをしなかったばかりに、納期がどんどんと伸びてしまったという例もあります。打ち合わせの時間を節約すれば、それだけ早く仕事に取りかかれる、だからすぐに納入をしてくれると考えがちですが、そうではないのです。
打ち合わせの日程は依頼する側が決めることが多いのですが、それに応えてくれないようなシステム会社は避けましょう。
●パッケージシステムしかない
オーダーメイドシステムとは、発注を受けてから依頼主にあわせてシステムを構築することです。パッケージシステムとは、すでに出来上がっているシステムをそのまま使う、または少し手を加えるだけのもののことです。
オーダーメイドシステムは、希望するシステムにあわせて柔軟に対応することが可能です。こういったものなら、よりイメージするものに近づけることができます。しかし、パッケージ型に比べると料金が高くなりがちです。
それに対してパッケージシステムの場合は、料金を抑えることができ、すでにパッケージ化されているものを使用するので早く導入することができます。けれども、期待しているものに100%合わせられるわけではありません。
パッケージすステムが悪いわけではありませんが、安いから、すぐに導入できるからといった理由でパッケージシステムを選んでしまうと失敗するケースがあります。どういったものを求めているのかよく考えて、オーダーメイドなのか、パッケージなのか選ぶことが、賢い選び方です。
●成果物を見せてくれない
企業の都合により成果物を見せられないことがありますが、成果物を見ておくとシステム会社の実力がある程度わかります。
必ずしもそうとはいえませんが、成果物を見せてくれない場合は、これまでの実績がない、見せられるような技術力がないなど疑わしいです。可能なら成果物を見せてもらうとよいでしょう。