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エンジニアの経験年数の長さが重要な採用基準だと失敗する事例

エンジニアの経験年数の長さが重要な採用基準だと失敗する事例

突然ですが、これを読む採用に関わるあなたはエンジニア・プログラマ採用の際に「経験年数」を最重要視していますか?

確かに経験年数は大事な要素ではあるのですが、本当に経験年数だけで採用してしまってよいのでしょうか? 本稿では経験年数だけで採用をすると失敗しがちな理由、他に見るべき採用ポイントを解説していきます。

経験が長いことが会社にとって必ず役に立つわけではない

例えばPHPやJavaなど一つの言語に関する経験が長かったとしても、技術力に繋がるものではありません。

  • これまでその方が構築してきた成果物がどういったものだったのか?
  • どういったポジションで業務をこなしてきたのか?

上記の内容次第によってはミスマッチを引き起こす可能性が非常に高いです。

「経験が長い」という一言に、採用担当者は「単純な技術力の高さ」の他に

  • 臨機応変に対応できるスキル
  • マネジメントスキル
  • チームビルディングスキル

などを無意識にも求めがちです。しかし「経験が長い」には

  • 同じ分野の仕事を突き詰めている
  • 同じ分野に軸足をおきながら他の仕事も行ってきた

の2種類のタイプがあり得ます。これはどちらが良いではなく、それぞれの良さがあります。そのため採用担当の方は自社が求める人材に何を期待するのかを明確にし、自らの期待値を明確にし、相性を慎重に検討する必要があると言えます。

経験値はコミュニケーション能力があることで生かされる

しかし豊富な経験、そして経験からどれだけ高い技術力を身につけていたとしても、コミュニケーション能力が備わっていなければ過去の経験や技術力を生かすことはできません。一人で完結する仕事は非常に稀です。クライアントとの折衝だけでなく社内でも日々、協力して仕事を進めることが求められるのは言うまでもありません。

しばしば「エンジニアには技術力を求めるのであって、コミュニケーション能力は求めない」という考えの企業担当者の方もいるようです。しかし聞く力、伝える力があることで業務が円滑に進むか否かが決まります。

どんな仕事も人と関わることで仕事に繋がるので、この要素を軽く見てしまうのは非常に危険です。

コミュニケーション能力と言ってもどのようなコミュニケーションの図り方が得意かによって、企業との相性も大きく変わります。

・1つ1つに間をおいて適切なコミュニケーションが図れる方

・とりあえず話しながら次の話を考えている方

どちらもコミュニケーション能力自体は高い方です。

前者でしたら、システムなどの構築が向いている方ですし、前者なら企画段階での要件定義などに向いています。

笑顔でたくさん話すからと言ってコミュニケーション能力が高いと判断するのは早計です。

会話におけるアドリブさを重視するのか、正確かを重視するのかによって適性が全く変わります。

短期間の経験年数だとしても…

たとえ経験年数が短期間だとしてもそれを理由に見送りにしてしまうのはもったいないと感じています。

注目すべきはその方の伸びしろで、業務に対して

  • いいものを作りたい。
  • 人の役に立つものを作りたい
  • 会社に貢献したい

とうわべの発言ではなく、本気で思っている方の習熟速度は速いです。

上記を判断するためには、

1.今現在業務外で取り組んでいることはあるか?詳しく教えていただけないか?

2.あえて情報を少なく出し、「何か質問はありませんか?」と聞く

上記の2点が私は判断しやすいと感じています。

業務外でも日々努力を積み重ねているということは意思の強さ、業務が好きか否かという部分が分かりやすく表れるという点と、

なにか質問はありませんか?という問いに対して、聞く側が分かりやすく質問をまとめられているのか?ということを知ることによって経験が少ない部分を質問でカバーできるという判断ができます。

 

まとめ

今回はではなぜ経験年数を重要視することはやばいのか?といった記事を書かせていただきました。

経験年数もとても大事だと思うのですが、それと同様に企業と人の相性が大事だと私は思っております。

弊社ではこうした人の内面を知るということを非常に大事にしておりまして、スキルシートでは見えないエンジニア・プログラマーの魅力を企業にご紹介しています。

登録いただくエンジニア・プログラマーには必ずビデオ面談を1時間程度行わせていただき、業務以外のことも楽しく面談させていただいています。

もちろんスキルシートから読み取れる情報を深堀し、どういった企業、どういった案件と相性がいいのだろうか?といった判断も合わせて行っています。

その効果もあってか、1年以上お付き合いいただいてる企業も増え、新たに追加で人材を紹介してほしいといったうれしい声も最近では多くなっています。

ぜひ興味がございましたら問い合わせから連絡いただければと思います!