webサイトの発注におけるよくあるトラブル事例をご紹介します
どのような仕事もそうですが、特にweb系の開発では
- 思っていたクオリティではなかった
- 予想以上に金額がかさんでしまった
- 決まった納期で納品されなかった
- 構築後の効果が感じられない
というようなトラブルが度々発生してしまいます。
そこで今回は、なぜそのようなトラブルが起きてしまうのか?どうすればトラブルを起こさずに納品してもらえるのかという部分に焦点を当てた記事を書いていきます!
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思っていたクオリティではなかった
構築をお願いする中で、何度か打ち合わせを行うことになると思いますが、実際に完成途中のサイトを見せてもらった際に
「なんだか違和感が…こちらの要望をくみ取れていないのでは?」
というようなクオリティの部分で劣るような印象を持つこともあるでしょう。
問題として、ヒアリングの時点でクライアント側と制作会社側で考えのすれ違いが発生している可能性があります。
特にテンプレートを選ばせて、文言と画像を入れていけば完成といったウェブサイトではなく、完全オリジナルでの依頼をした場合、こういった問題が発生します。
このトラブルを引き起こさないためにクライアント側でできること
・実績のある制作会社に依頼する
・制作会社のWEBページに紹介されている制作物から、自分たちが作りたい理想に近いかどうかを判断する
・前もって理想に近いwebサイトを見つけ、制作会社に見せる
・金額だけで判断をしない
上記の部分を意識することでトラブルを回避できる可能性は上がります。
予想以上に金額がかさんでしまった 見積もりが思ったよりも高かった
予想以上に金額がかさんでしまった…というトラブルもよくあることです。
見積もりの段階で30万だったものが、納品までに40、50万かかってしまった…
こういったトラブルは見積もりの段階で、なにをどういった風に構築するか?どういった機能を取り入れるかで決まるわけなのですが、それらに変更がかかった場合、新たに追加する項目が必要になった場合に発生します。
もちろん追加された分は払わなくてはいけないものなのですが、その前に制作会社に確認をしっかりと行うことでこのようなトラブルは回避することができます。
このトラブルを引き起こさないためにクライアント側でできること
・見積もりをもらった段階でどの部分でどれくらいの金額がかかるのかを明示してもらう
・予算をしっかりと伝える
・修正や変更時の金額が上乗せされるか否かの境界線を聞く
・修正などは何回まで可能なのかを聞く
・金額がかさみそうな局面では、どうすれば予算内で構築できるのかを聞き、妥協するところは妥協する
これらを行えば金額面でのトラブルは回避できる可能性が上がります。
もちろん、度重なる仕様変更や、追加要望、修正などは別途金額が上乗せされて当然なので、制作会社が確認もせずに勝手に作業をして金額をあげられた…というケース以外では対価として支払うようにしましょう。
決まった納期で納品されなかった
きめられた納期で納品されなかったというトラブルも発生する場合があります。
理由は様々なのですが、例えば
・災害などで作業ができなかった
・制作会社のスケジュール引きが甘かった
・制作会社の社員が突然辞めてしまった
・クライアント側の追加要望が多かった
・ヒアリングの時点でクライアントの要望をうまく汲み取れていなかった
などの理由があります。
決まった納期で納品されなかったというトラブルはほとんどが制作会社に落ち度があります。
上記ででたクライアント側の追加要望が多かったという部分も
「この要望を組み込むと納期まで間に合いません。なのでこうしてみてはいかがでしょうか?」
というように提案を制作会社は行うべきことなので、クライアント側に非はありません。
このトラブルを引き起こさないためにクライアント側でできること
・納期をはっきりさせる
・納期までにすべて終わらせます。というようなザックリとしたスケジュールを出す制作会社には依頼をしない
・項目1つ1つに納期を設けた資料をもらう
ということが必須になります。
ただし、追加要望や仕様変更をギリギリに提示して、納期は変えない。といったことや、そのために制作会社に残業を強要するようなことはしないようにしましょう。
構築後の効果が感じられない
webサイトを発注するにあたってかなり多いのが構築後の効果を感じられない。という部分です。
このトラブルの大きな原因は
サイトを構築すれば勝手に効果が出る
と思っているクライアントが多いことです。
- 企業サイトを作れば、求人、仕事の依頼が来るはず
- 通販サイトを作成すれば、商品は必然的に売れるはず
実際はそんなことはまったくなく、SEO対策や、ウェブマーケティングが必要不可欠になります。
それを知らないままだと、せっかく多額の投資をして構築したwebサイトがまったく効果のないものになってしまいます。
このトラブルを引き起こさないためにクライアント側でできること
・SEO対策を得意とする制作会社に依頼する
・どのようなSEO対策を行うのかを聞き、想定されるアクセス数、狙うキーワードを聞く
・SEO対策やマーケティング自体を別会社に依頼する
・制作会社のSEO実績を聞く(アクセス数だけではなく、問い合わせ数などのアクション数なども)
これらを行うことで、構築後の効果を得られないというトラブルを回避することができます。