リモートワークを集中して行うためにできる対策
コロナ禍で働き方が急激に変わり、リモートワークを取り入れる企業が増えました。オフィスに出勤していた頃はリモートワークに憧れていたけれど、実際にリモートワークをしてみると思い描いていた理想とのギャップを感じている人も大勢いるのではないでしょうか。
今回の記事ではその中でも「あれ、リモートワークって全然集中できない」問題の解決策を紹介します。
リモートワークが導入されたものの、イマイチ集中して仕事に取り組めない方はぜひ参考にしてみて下さい。
目次はこちら
リモートワークで集中するための対策 8選
リモートワークを集中して行うためにできる対策としてオススメする方法は以下の8つです。
- 集中できない原因を理解する
- オフィス環境を自宅で再現してみる
- 1日のスケジュールを作成する
- 時間を区切る(ポモドーロテクニック)
- 適度な雑音を取り入れる
- 「家=休む場所」にする
- 昼食に気をつける
- 昼寝する
集中できない原因を理解する
まず行って欲しいことが「集中できない原因を見つけること」です。
集中する方法に目がいきがちですが、まずは集中できない原因を見つけることが大切です。在宅で仕事をする場合、いつでもスマホが触れる、ベッドが近くにある、家は休憩する場所だから仕事とかできないなどなど人によって様々ですが、必ず集中を妨げる原因があります。
原因を見つけたら、対策をしましょう。スマホは電源を切って、他の部屋に置いておく。ベッドが近くにあるなら、他の部屋で仕事をする。方法はいくらでもあります。まずは原因を突き止めて、対策を施してみて下さい。
オフィス環境を自宅で再現してみる
在宅で集中力を高めて仕事に取り組みたい方は、「家でオフィス環境を再現」を試してみて下さい。オフィスに近い環境を再現することで、脳が自然と仕事モードに切り替わり、集中して仕事が行えるようになります。デスクや椅子を変えるだけでも、とても集中しやすくなります。
家にいるためにパジャマやラフな格好で仕事をしている方も多いですが、出社時と同様の服装に着替えるだけでも集中の質はかなり変わってきます。
1日のスケジュールを作成する
1日の流れをスケジュール化してみましょう。
タスクが常に明確な状態になると、余計なことを考えなくなるため、集中して仕事をしやすくなります。次のタスクが定まっていなければ、1つのタスクが終わるたびに、次は何をするか考えなければいけなくなり、集中が途切れてしまうことが多いのです。スケジュールを作り、常に何をやるべきか明確にしておきましょう。
時間を区切る
作成したスケジュールを元に、明確化されたタスクを時間を区切って行うことで集中力は格段にアップします。
具体的な手法としては、ポモドーロテクニックというものがあります。25分単位で1つのタームとみなし、25分集中したら5分休憩のセットを繰り返します。
ポモドーロテクニックのメリットは集中力の維持、マルチタスクの防止、オンオフがはっきりとするなどがあります。
ここで大事なポイントが「5分休憩には絶対他の業務、タスクをしない」こと。タスクが終了していなくても休憩を取るのです。休憩時間に仕事を行ってしまうと、25分間の作業時間の集中力が下がってしまい、結果的にあまり効果が出ないという状態になることがあります。オンオフの切り替えを上手に行うこともビジネスマンとして大事な要素ですので、休憩はしっかり取るようにしましょう。
また実際に行ってみるとわかることなのですが、25分間はあっという間に過ぎていきます。この切迫感により、集中力が研ぎ澄まされていくようになります。
適度な雑音を取り入れる
雑音を取り除いて集中力を高めようとする人がいますが、人は無音だと反対に集中できなくなってしまいます。一人で静かな家にいても集中できない理由がこれで、集中するためには適度な雑音が必要なのです。
窓を開けて、街中の音が聞こえる状態を創り出したり、作業用BGMを流すのも良いかもしれません。
適度な雑音が見つからない場合は、Youtubeに様々な心地いい雑音がアップされていますので、ぜひあなた好みの良い雑音を探し出して試してみて下さい。
「家=休む場所」にする
リモートワークとはいえ、自宅外での仕事も認められている場合、自宅以外を仕事場にするのも一つの手です。自宅をこれまでは主に「休む場所」として使用してきたと思います。その場所をいきなり仕事場にするのは困難です。
これまで通り自宅は休む場所として使用し、仕事をする場所を「外」に作ることでオンオフのメリハリをつけることができ、集中力もアップします。例えば、コワーキングスペースを借りるのもいいでしょう。
コワーキングスペースに行くことで、適度な気分転換を常に行えるため、ストレスを感じづらく、疲れも溜まりにくくなりますので健康面を考えてもオススメできます。
昼食に気をつける
お昼過ぎによく眠たくなることはありませんか?ご飯を食べたらいつも眠たくなって仕事どころではなくなるような経験をしたことがある人は、たくさんいると思います。
ご飯を食べ、血糖値が急激に変化することで、眠気を感じるようになると言われています。空腹時に炭水化物などを食べることで、血糖値が急に上がり、それを抑えるためにインスリンというホルモンが大量に分泌されます。そうすることで今度は低血糖な状態になり、脳が栄養不足と感じ、眠気を感じるようになるのです。
ゆっくりよく噛んで食べたり、野菜を先に食べることで糖質の吸収を穏やかにし、昼食後の眠気を回避することができます。
昼寝する
集中できないときは、可能であれば昼寝をしましょう。15分程度の昼寝がベストです。昼寝をすることで頭がスッキリとし、また集中して仕事に取り組めるようになります。昼寝は企業によって推奨されていないことがありますが、昼休憩の時間に調整して、昼寝の時間を作るのもありです。
まとめ
リモートワークを集中して行うための対策として下記8つの方法を紹介しました。
- 集中できない原因を理解する
- オフィス環境を自宅で再現してみる
- 1日のスケジュールを作成する
- 時間を区切る(ポモドーロテクニック)
- 適度な雑音を取り入れる
- 「家=休む場所」にする
- 昼食に気をつける
- 昼寝する
それぞれ合う方法があると思いますので、上記に限らず、ご自身に合った方法を探してみてください。まずはきっかけとして、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。