【副業】リモートワーク時の注意点6選
新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、社会全体で働き方が大きく変わりつつある現在。
在宅勤務になって時間ができたため、リモートワークで副業を始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。
今回はそのような方に向けて、リモートワークで副業を行う際の注意点を6つご紹介します。
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注意点①:コミュニケーションが希薄になる
まず注意していただきたいのが、コミュニケーションの希薄化です。
リモートワークでは、各メンバーが働く場所はバラバラです。コミュニケーションはチャットツールをメインに行うことが多くなります。
同じオフィスにいれば業務の進捗状況や必要な情報は自然と把握・共有できますが、リモートワークでは意識して情報を共有していく必要があります。同じプロジェクトに携わっているにもかかわらず、ある情報をAさんは知っていて、Bさんは知らなかったというような「情報格差」も生まれがちです。
情報格差が起こることを前提に、オフラインのときよりも積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。
注意点②:進捗が見えづらくなる
注意点①と関連してきますが、2つ目の注意点は各個人の仕事やプロジェクト全体の進捗のブラックボックス化です。
業務の進捗が見えづらくなるため、出社しているときよりも当事者意識を強く持って、進捗を確認・共有していく必要があります。誰かがやっているだろうと思っていたら、誰も手をつけておらず、プロジェクトの進捗が遅れてしまったということも起こります。
自分からこまめに進捗を確認したり、携わっている仕事の状況は積極的にチャットやオンライン会議、共通のタスク管理ツールなどで共有するようにしましょう。
注意点③:パソコンのウイルス感染のリスクが高まる
正社員として雇用されている際は、情報システム担当がパソコンやインターネットのセキュリティ対策を施してくれますが、副業で働く場合は自分で対策をとる必要があります。
まず、仕事で使うパソコンには必ずセキュリティソフトを入れるようにしましょう。特別なものを入れる必要はなく、ウイルスバスターやノートン、マカフィーなど有名なソフトのスタンダードなプランを入れておくだけで、パソコンのウイルス感染のリスクを下げることができます。
OSによっては内臓のセキュリティソフトがある場合もありますが、信頼できるサイトの閲覧やメールの送受信など、一般的な使用方法に耐えうる基本的な機能しかありません。クライアントの情報を守るためには、やはりウイルスの侵入防止機能などが備わっている市販のウイルスソフトの導入をおすすめします。
また、ファイル共有サービスを使う際は、セキュリティ面で安全性が確認されているものを使うようにし、よくわからないサービスの使用は避けた方が無難です。
セキュリティ対策の一環として、使用しているシステムやパソコンのアップデートがある際は、ため込まずにこまめに更新をするようにしましょう。アップデートではシステムのバグの修正やセキュリティの穴の対策が行われています。最新バージョンにすることで、セキュリティのリスクを大きく下げることができます。
注意点④:情報漏洩のリスクは身近なところにある
副業を自宅以外で行うこともあるかと思います。
カフェなどで仕事をする際は、情報漏洩のリスクに十分注意する必要があります。
情報漏洩のリスクに備えるために、パソコンのログインパスワードは必ず設定するようにしましょう。成果物や重要な資料などを送付する際も、なるべくファイルにパスワードをかけるようにした方が良いかもしれません。
カフェなどの無料Wi-Fiは重要な情報を読み取られるリスクが高まります。情報を抜き取ることを目的とした、無料Wi-Fiによく似た「偽のWi-Fiスポット」も存在します。無料Wi-Fiの使用は避けるようにしましょう。
それだけではありません。外で仕事をする際は、「ショルダーハッキング」にも注意が必要です。背後からパソコンの画面を見られ、その人が見たキーワードから重要な情報が洩れる可能性もあります。イヤフォンをつけたオンライン会議や電話でも、会話の全体は聞こえなくても自分が話している言葉から情報が洩れることも十分にあり得ます。仕事をする場所にも十分注意を払いましょう。
注意点⑤:自己管理が難しい
リモートワークで働くと、移動時間がないため、仕事とプライベートの切り分けづらくなることもあります。
実際、厚生労働省が作成したコロナ禍における『テレワークを巡る現状について』という資料の中では、テレワークのデメリットに「勤務時間とそれ以外の区別がつかない」という回答が最も多くなったデータが掲載されています。
特にリモートで副業をする場合、夜や早朝などに仕事をする方も多いため、無理な働き方になることもあります。働きすぎには十分注意しましょう。
反対に、怠けすぎにも注意が必要かもしれません。自宅で働く場合、趣味のものなども身近に置いてあるため、つい集中が途切れてしまうこともあります。納期までにはまだ時間があるから大丈夫と思っていたら、いつの間にか納期が明日に迫っていて、徹夜で仕事をしなければいけなくなったということも。自分に合った方法でタスクやスケジュールの管理を行い、計画的に仕事を進めるようにしましょう。
また、仕事はしっかりとこなせていても、時代の流れに取り残されるリスクがあります。オフィスでは自然と共有されていた業界の最新動向も、リモートワークかつ副業では、意識して自ら情報を取りにいかないと最新トレンドを見逃してしまいます。業界や市場の最新動向はSNSやニュースサイトなどを活用して、しっかり情報収集を行うようにしましょう。
注意点⑥:運動不足などで、心身不調のリスクが高まる
リモートワークでは、ずっとパソコンに向かっていて一日中外に出なかったり、昼夜逆転の生活になってしまうこともあります。運動不足やリフレッシュ不足に陥りやすく、気づかぬうちにストレスが溜まって、心身に不調をきたしやすくなります。
毎朝決まった時間に起きて朝日を浴びるようにしたり、散歩やランニング、筋トレなど運動を生活に取り入れるようにしましょう。特に朝起きてから1時間以内に15~30分の散歩をすると、セロトニンが活性化し、体内時計がリセットされます。すると、リラックスを促す副交感神経から、活動を促す交感神経に切り替わり、自律神経が整うため、メンタル面での不調に効果があるとされています。朝の散歩を取り入れてみるのもおすすめです。
まとめ
最近はフルリモートでできる案件もかなり多い副業の世界。
個人でリモートワークを行う際に注意すべきことも多いですが、対策をすることでより良い仕事を行うことが可能です。
今回ご紹介した注意点は、ぜひ意識してみてください。