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チーム全体で気をつけたいリモートワークの孤独感解消法

チーム全体で気をつけたいリモートワークの孤独感解消法

コロナ禍を受け、最近ではこれを機にリモートワークを含めた多様な働き方改革を推進する企業が増えている事実は言うまでもありません。多様な働き方が受け入れられるのは良いことではあるものの、それと同時に、リモートワークが生み出す新たな問題点も浮かび上がってきています。その一つが本稿で取り上げる「孤独感」です。

リモートワークをすると、普段オフィス等で物理的に一緒に働いていた人たちと非対面で働きます。仕事中は会話はしてもチャットやテレビ会議、プライベートでも外出が難しい世情もあり、終日対面で誰とも話さないという日も出てきて孤独感を感じると、特に単身者の多い20代、30代の若者世代からの声を聞くことは少なくありません。

本稿ではリモートワークで感じる孤独感について、実際に孤独を感じる瞬間3つとその解消法をご紹介します。これを読むフリーランスの皆さんはそうした状況を認知し、無闇に落ち込まないことを意識しましょう。また、もし組織の中で孤独感に悩まれている方がいたら解消法をぜひ共有してみてください。

1. 一人称で出来る仕事がないとわかったとき

これまで先輩や上司に指示されてなんとなく日々の仕事をこなしていた人は、リモートになると先輩や上司との距離が遠くなったり、あるいは先輩や上司が仕事をおろすことなく完結させてしまって自分のやるべき仕事がわからなかったり、仕事をもらっても自分自身でやり遂げられる仕事がない、自分には何ができるんだろう、と思ったことはありませんか?

何もできない自分を顧みて、会社や社会に対して役に立っていることを感じられず孤独感を強めてしまうパターンです。

2. 社内チャットツールで1日に一回もメンションされなかったとき

リモートワークが普及するにつれて同時に当たり前となったコミュニケーション用の社内チャットツール。

様々なツールがありますが、有名なものとしてはマイクロソフトのTeamsやスラック・テクノロジーズのSlackなどがあります。多くのツールにはメンションといって特定のユーザに通知やメッセージを送れる機能が備わっているのですが、このメンションによって、大勢のユーザ(社員)がいるチャネル内で流れるようにメッセージのやり取りがされる中で、質問をされたり、アドバイスを求められたりする人が自ずと偏ってくることがあります。

1日仕事を終えて一度もメンションされることなく、会話にも中々入れず、チャット自体は活発に行われているのに蚊帳の外な気がして孤独を感じてしまう。こういったケースもあるでしょう。

3. SNSで輝いている同世代を見たとき

リモートワークでよく取沙汰されているお題の一つに時間のメリハリがなくなる、という事柄がありますが、ついつい30分ぐらい仕事したら携帯を手に取ってtwitterやInstagramなどのSNSをチェックしていませんか?

コロナ禍で孤独や不安に耐えながら狭い部屋で毎日節約しながら仕事する自分と、片や、きれいで広い自宅でオンラインで購入した服や、オシャレなデリバリーフードの写真を載せている同世代の若者を比較することが増え、孤独や不安を強めるケースです。誰にも見られていない環境で仕事をすることによってSNSのチェック回数が増えていることがよりその孤独を強めているといえるでしょう。

まとめ

ここまで、リモートワーク中に孤独を感じる瞬間を書きましたが、果たしてこの孤独や不安を解消する方法はあるのか。

世の中に溢れている情報ではいまいち解決策はないように思えますが、出来る限り感じる機会を減らすことは出来そうです。それは、やはり「今の仕事を見直す」こと。リモートワークでは「個」の力がより鮮明になってきます。その時に、自分ができること、やりたいことを明確にし、スキルとして身に着けていくためにどうすればよいかを考えることが大切です。

また、そのうえで、自分が重要視しているものは何なのかを見つめなおしましょう。お給料なのか、人に認められることなのか、好きなことに没頭することなのか、ブレない自分を作っていくことが大事です。それが今の職場では追求できなければ転職も考えても良いでしょう。

他者と接しない、顔の見えないリモートワークが普及する中で、ブレない自分がいないと、存在が薄れ社会に飲み込まれて行ってしまうでしょう。是非、この機に「ブレない自分探し」をしてみてはいかがでしょうか。