エンジニアに必要なものは「技術力」だけなのか?を突き詰めるとエンジニア不足の本当の意味がわかります
アプトリーライターの佐々木です。
今回の記事では、エンジニアに必要なものは果たして「技術力」だけでいいのか?という部分についてするどくメスを入れていきたいと思います。
技術力は確かに必要です。しかし、ITが発達し様々な知識が求められ、それらが日々変化していく中で「技術力」というものが今ではもっていて当たり前、できて当たり前のレベルにまで達しています。
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技術力重視の選び方。本当にそれで大丈夫でしょうか…?
確かに技術力や実績などを見ればある程度エンジニアの能力を数値化できるので
[word_balloon id=”3″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]この人の技術力ならば大丈夫だろう。任せられるだろう[/word_balloon]
と思い採用、または受託すると思いますが、実際に業務をこなしてもらうと
[word_balloon id=”3″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]あれ?期待していたのと違う…[/word_balloon]
というようなミスマッチを感じたことはないでしょうか?
マッチするかミスマッチするかの大きな違いをアプトリーでは
- コミュニケーション力(相手に自分の感じていることを理解できるように説明する力、周りと協力できる力)
- 共感力(相手の意図を汲み取り、喜びや悲しみを共有できる力)
つまりは人間力が深く関係していると感じています。
なぜ人間力が必要とされるのか?
エンジニアの売り物は「技術」だとは思いますが、ハイレベルなエンジニアやハイレベルな案件が多くなってきている昨今において、「技術」だけでなく
- 質問力
- 提案力
などの「コミュニケーション力」や「その人の人間性」の部分がないと、業務を円滑にこなすことができないだけではなく、周囲へ影響が及んでしまう可能性も十分にあります。
例で出しますと
「こう指示されたのでその通りに構築しただけです!!!!!」
→裏を返すと、構築しているサービスやシステムに「共感」ができていないために「共感」していれば気づけたことを質問できなかったということです。
「それは実装できません!」
→コミュニケーション能力を持っていればこれならどうでしょうか?というような別の「提案」に繋げることができます。
「これ以上は工数がオーバーするのでできません!」
→企業の意図を「共感」できていないので、本当に優先するべきもの、なにを相手が求めているのか理解できていません。共感できていれば「ここの部分は肝になると思うので大事ですね!その分こちらの機能を簡易化させていただけるなら可能です」というような企業側も納得できるような説得・交渉ができるはずです。
本来企業が求めているエンジニアは技術力はもちろんのこと、上記のような人間力が高い人材なのではないでしょうか?
だからこそエンジニア不足だと言われている
私は実際に案件などを外注の方に頼むときがあるのですが、提案を出すと思っているよりもエンジニアは集まります。
近年プログラミング教室といったようなプログラミングを学ぶ場というのが浸透してきています。
つまりエンジニア自体はいるのです。
ただ外注の方に案件内容を説明するということだけでもかなりの手間がかかってしまう中で、理解力、提案力、つまり共感力がないと説明する時間だけが長くなってしまうのです。
「だったら自社内でこなしてしまった方がいいかな」と思ってしまうときもあります。
コミュニケーション能力、共感力がないとせっかくの技術力も宝の持ち腐れになってしまのではないか…とひしひしと感じているのです。
つまり何が言いたいのかというと
エンジニアが不足しているのではなく、共感力、コミュニケーション能力を兼ね備えたエンジニアが不足しているのです。
だからこそ企業は、中途採用でエンジニアを雇うよりは社風や文化を通して内情を理解させ、1から教育するような人材を求めるのです。しかし、教育に関しての工数・投資がかさむため結局は自社内の人間に無理をしてもらうしかない。
…というような悪循環が発生してしまうのです。
近年他業種も学歴だけではなく、人間力というのも重視し始めている中で、技術力だけでは判断要素としてギャンブルと変わらないものになっているのです。
だからこそアプトリーはエンジニアの”共感力”を重視しています
エンジニアの共感力を図るためにアプトリーに登録していただいているエンジニアの方には必ず面談を行っています。
といっても面接のようなものではまったくなく、相手の本音を聞けるようなインタビュー形式でおこなっています。なので面談時は両者とも笑顔が絶えないようなものとなっています。
技術力などは経歴や使用言語の年数、なにを構築してきたかでわかります。
しかし、エンジニア個々の個性や人となりまではわかりません。
その情報をしっかりと提供することで
[word_balloon id=”3″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]技術力や経歴だけでは判断するのは難しい…しかし手当たり次第面談を行うのも時間ばかりかかってしまう…[/word_balloon]
というような問題を解決できると思い、エンジニアにインタビューを行い
- なぜエンジニアを目指したのか?
- これまでの経歴を教えてください。良ければそのときの場面を深堀りして教えてください!
- どういうときが一番つらかったでしょうか?またどうやって解決しましたか?
- どんな業務が一番得意でしょうか?それはなぜ得意なのですか?
- 趣味を教えてください
- 今後チャレンジしていきたいこと、目標を教えてください
というように人間力がわかるような、企業が「この人に業務を頼みたい!」と思っていただけるようなインタビューをしています。
ですがそれだけでは、ただの面接内容の掲示になってしまうので
- 面談時の音声データ
- 動画
等も合わせてデータベースで公開しています。
動画や音声データがあることで、表情でしたり話し方でしたり、そういった直感で感じる部分
[word_balloon id=”3″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]この人いいなぁ!ぜひ話をしてみたい![/word_balloon]
これを大事にしたいのです。
企業にとっては手当たり次第面談を行い時間ばかりかかってしまう問題を解決できますし、なおかつ”共感力”の高いエンジニアを案件に組み込むことができるので、業務も円滑に進み、継続的に頼めるエンジニアを確保することができます。
共感力が高いということは構築してお金をもらって終わり。そのために指示分、時間分の作業をしました。
というようなドライな関係ではなく、企業にカルチャーフィット、つまり各企業文化への適応ができる人材ということです。
受託開発などで期間などは決まってはいますが「社員」のような存在になれるでしょう。
まとめ
今回はエンジニアに必要なものは果たして「技術力」だけでいいのか?という部分についてするどくメスを入れた記事を書かせていただきました。
ここまで記事を読んでいただけた方は
- コミュニケーション
- 共感力
の重要性を理解していただけたかと思います。
アプトリーでは引き続き、共感力の高いエンジニアの登録者を増やす、または育成するということを通して企業にフィットするエンジニアを輩出していきたいと思っております。
この記事を読んで少しでも興味を持って頂けた方は下記のエンジニアデータベースをご覧になっていただければと思います。
https://uptory.jp/summary