なぜ就活でエントリー動画が必要なのか?メリット活用方法を伝えます
就活でエントリー動画を求められている
近年、就活でエントリー動画の提出を求める企業が増加しています。
現在はまだ一部の企業に限られるものの、大手商社やマスコミ関連、またベンチャー企業など、業種や規模に関係なく広がりを見せています。
とくに先進性が高く、斬新な取り組みを積極的に取り入れている企業の導入が顕著です。
なぜ就活でエントリー動画の提出を求められるのか。
より多くの人材と出会い、企業の求めている人材をスピーディーに見つけたい。
そして採用後のミスマッチを極力減らしたいと考えている企業の思いについて詳しく解説していきます。
動画の情報量は文章の5000倍
普段私たちがよく目にしている動画は、画像や文字と比較すると伝達能力が極めて高いと言われています。
たとえば、画像は文字の7倍であるのに対し、動画は文字の5,000倍もの伝達能力があるといわれています。
米国のリサーチ会社である、フォレスター・リサーチ社のジェームズ・マクベイ(James McQuivey)博士は、2014年の研究結果で、1分の動画から伝わる情報量は文字に換算すると180万語である
と報告しました。
動画は映像から視覚・聴覚の情報を同時に読み取れるため、伝達能力が優れているとされています。
文字を読み理解するよりも、普段私たちが目にしている情景と似たような形で認識出来るため、動画はよりスムーズでストレスなく視聴できるのです。
参考記事はこちら
エントリー動画による選考が増加している要因
就活・採用ルールは、政府と日本経済団体連合会(以下、経団連)による協議でほぼこれまで通りのスケジュールが維持されています。
そのため同様の時期にエントリー開始で応募者が殺到。
エントリーシートによる書類選考ののち、面接に進む志望者を選別する企業がほとんどでした。
2020年以降、新型コロナウイルスの流行で非接触型の新しい就活の形が生まれ、一次面接をエントリー動画に切り替える企業が増えつつあります。
エントリー動画による選考が増加している要因は大きく2つに分けられます。
①エントリーシート(文章)だけでは見えてこない人間性を見たい
②時間をかけずに多くの人材と出会いたい
従来、学歴やエントリーシートに書かれた内容のみで判断し、そこをクリアした人だけに面接の機会が与えられていました。
そのため新卒採用時に大学名を判断基準とする学歴フィルターにかかってしまうと、どれだけ能力が高く、業種や職種に対する熱意が感じられる学生でも、面接に到達できない事態が起こります。
また企業側はエントリーシートに書かれた文章を読み込み、自社にマッチする人材かどうかを精査するためには、時間がかかるだけでなく、企業担当者の経験値や洞察力も必要でした。
しかしエントリー動画の導入は、志望者の文章に加えて、面接でなければ判断できなかった話し方や表情といった要素の入手を可能にしました。
エントリーシートと動画の合わせ技で多くの幅広い人材とより出会えるようになり、企業のカラーに合った人材、求めている人材を探しやすくなります。
書類の段階で雰囲気や印象を動画で確認でき、面談コストが下がるのもメリットの一つと言えるでしょう。
求職者のメリット
エントリー動画を導入する企業は年々増加傾向にあります。
しかし、まだすべての企業が取り入れているわけではありません。動画制作、提出に対する苦手意識や抵抗感を抱く学生も存在する中、よりやる気や熱意を持つ志望者と出会える機会でもあります。
エントリー動画の撮影は事前準備ができ自分のペースで進められるため、志望者にとっては大きなメリットがあります。
企業側に多角的な判断をしてもらうためにも自己分析をおこない、人柄や個性など魅力のアピールにつながる工夫を凝らした動画制作に努めましょう。
エントリー動画撮影のコツについてはこちらで詳しく解説しています。ぜひ参考になさってください。
採用後のミスマッチを防ぎたい
実は企業、志望者の双方で、8割以上が採用後のミスマッチを経験していると回答しています。
入社後、とくに人間関係の面で「このような人だと思わなかった、会社のカラーに合わなかった」という経験があるそうです。
求職者は採用されたいというバイアスがかかり、志望する企業に合わせようとするため、どうしても猫をかぶってしまう傾向があります。
そのため面接だけではなかなかその人の本質を掴むことは難しいのです。
企業に合わせるだけではなく、自分のありのままの情報をさらけ出して、想い、パーパスに共感する企業で働くことがミスマッチの解決策につながります
■歌川ブログ
■記事
これからは動画採用の時代!なぜエンジニアの想いをインタビュー動画で発信するのか?
【まとめ】
ナコーダーズでは、フリーランスエンジニアと企業をベストマッチングさせるために「共感採用」を取り入れています。
幸福学の第一人者である、慶應義塾大学大学院前野教授監修のもと、前野氏が掲げる「幸せの4つの因子」に基づく質問を一人ひとりにインタビューします。
【質問例】
・エンジニアを目指そうと思ったきっかけは?
(やってみよう因子)
・エンジニアとしての活動の中で“壁”を感じるものは?
(なんとかなる因子)
・感謝の気持ちが湧いてきたエピソードは?
(ありがとう因子)
・自分らしく働けている、と感じる時ってどのような時?
(ありのまま因子)
ご自身で撮影する際にはなかなか出てこない自然で魅力的な表情が見られるだけでなく、インタビュアーとの会話であなたの強みや良さを引き出し、ありのままの姿を導いていきます。
ナコーダーズは、エンジニアの実績だけでなく、ありのままの自分を発信することがミスマッチの減少につながると考えます。
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