現役のラジオ福島アナウンサーが語る!局アナになる方法とは?石田久子:前編

      2017/11/11

株式会社ラジオ福島 アナウンサーの石田さんのインタビュー前編です。

石田久子氏
石川県 小松市出身
青山学院大学 法学部卒業後、法律事務所へ勤務。
その後、アナウンサーを志し、株式会社ラジオ福島に入社
2017年でアナウンサー歴、19年目。

アナウンサーを目指したきっかけ

—石田さん、本日はよろしくお願い致します!
こちらこそよろしくお願い致します!

—今日はとっても緊張してるんですよ
え?なぜですか?

—話のプロにインタビューするのが今日初めてで、どうしようかなと。
私は話のプロってないと思うんですよ。

—といいますと?
アナウンサーというのは、最後に物を伝えるアンカーという立場だと思ってます。営業という仕事をされてらっしゃる方々、例えばナースの方でも皆さん人と接するときに会話ってするじゃないですか。
それぞれの分野のお話のプロなので、アナウンサーだからお話のプロと言われると逆に緊張しますね(笑)

—確かに(笑)
歌川さんもこういうお仕事をされていて、色々な方にお会いして色々な話を伺ってると思うので、逆に私よりたくさんいろんな事をご存じないんじゃないかと思いますよ。

—ありがとうございます。気が楽になりました。
石田さんはどのようなきっかけでアナウンサーになられたんですか?
そうですね。大学を卒業するときに普通に就職活動をして、法律事務所に入りました。それで、2年間法律事務所で働いている時に、人のサポートする仕事で自分には向いてるだろうと思っていたら、自分で考えて自分で判断して仕事をしてみたいという気持ちになってきて。

その時に、今から新たな仕事を探すって何があるだろうと思ったときに、高校生の時に陸上競技をしていて、取材をしていただいた経験がありました。その時に、自分で取材をして思ったことを伝えるっていう仕事を素敵だなあって思った時期もあったんです。なので、アナウンサーをやってみたいかもと思ってチャレンジしたのがきっかけで、運良くなれたと。

—運良くなれるものなんですか?
いや、本当に就職活動ってそうじゃないですか?すべてがご縁というか、受けて全部採用されるわけではないので、本当にご縁があって採用していただいた会社だなと思いますね。

—石井さんは地元は福島ですか?
いえ、石川県ですね。福島の会社に採用していただいたので来たんです。アナウンサーは皆そうなんですよ。各々自分でその会社の採用がありますって出たら受験しに行くんです。

—福島以外にもいろいろ応募していたんですね。
はい、最終的に残ったのが、福井・福島・福岡。全部「福」が付くっていう(笑)
母は絶対に東京から福井に来るだろうと思ってたらしく・・・。

—地元の隣ですもんね。
けど、私の中では全くそういう気がなく、福岡か福島って思ってて。それで、最初に内定いただいたのが福島だったので、もう誰に相談することなく、福島行きますって決めました。

皆さんそうなんじゃないですかね。もしくは、新卒の方でしたら、ほんとに行きたいっていう所があって、そこを頂けるまで頑張るという方もいらっしゃると思うんですけど。

—採用試験は年に1回ですか?仮に行きたい所があったら、何年も応募する人もいるんですかね?
既卒の採用がなければ受け入れられないです。なので、まず受けることが出来るかどうかの条件もあるし。それで受けることができて、採用していただけるかどうかもあるので、本当にご縁だと思います。
私の場合は中途だったので尚更ですね。

—ある意味ハードルが高いというか、そもそも募集されるかどうかも分からないですよね。
大人になって思いますけど、よくそんな事をしたなと今は思います。もし自分が親だったら、同じことをするって言われたら、えぇーっと思うかもしれないんですけど(笑)

アナウンサーになるための方法

—福島を選んだきっかけはパッとってお話がありましたけど、もうちょっと判断材料はありましたか?
福島競馬場で競馬の番組のお仕事もできるっていうのがすごく大きなポイントですかね。

—競馬に興味があったんですか?
女性が既卒で受けた時に自分に何か+αがないと絶対採用していただけないと思ったので、そういうレースの実況を教えて頂けるスクールあって、そこに行ってた時に、競馬・競艇・競輪の勉強をしました。

それで、いわゆるスタートその部分だけに関しては、他の子よりも少し+αあるかなあと思ってました。
しかし、入ったら一緒ですね。むしろ、なくても一緒かなっていう。勉強したから話せる訳じゃないなあって思いました。

—しかし、他の子よりも勝てるような何かを考えて挑戦はしたわけなんですね。
そうですね。何もなく本当に新卒の方と同じ土俵で戦ったら、その二年間何やっていたかっていうことになるので、何か自分にプラスしておかないと弱いですよね。もちろん採用する側でもそうだと思いませんか?

—確かに。全く何も経験なかった人よりは、多少あったほうがいいと思いますね。
そのスクールで勉強していたので、福岡にも小倉競馬場もありますし、競艇場や競輪場もたくさんあるので、福岡もいいなみたいなのはありました(笑)

—それで、アナウンサーになって何年ぐらいですか?
数えたんですけど、今年19年目みたいですよ(笑)びっくりしました私も。

—超ベテランですね!
いやいやいやいや。まだまだです。
弊社のアナウンサーは先輩が多いので、まだ下から何番目ですよ。

アナウンサーの声を聴くと落ち着く

—僕も音声番組を運営しているんで、ラジオとか好きでよく聴くんですけど、アナウンサーさんの声って聞くだけで気持ちが落ち着くんです。これは何ですかね?

いや、なんでしょうね。逆に教えていただきたいんですね。もしそういうアナウンサーになれたらすごく素敵ですし、目指したいものではあります。

—石田さんは同じ感じですよ。聞くだけで声の波長というか、すっと入ってくるみたいな印象があるんですけど。
意外です。本人はものすごくビックリします。

—そんな事言われたりはしないんですか?
いやいやいや。テンパリストなんで、常にテンパってますよ(笑)。テンパリストの声じゃないですか?

ーそうですか(笑)?
私の中ではどうやったら、女性の先輩ですごく尊敬している先輩がいらっしゃるので、その方のように常に安定していられるのかな、とはいつも様子を拝見しながらメモみたいな。

ーそうなるには経験が必要なんですかね?
経験値も大切でしょうね。あと、この歳になって言うことがわかりませんけど、常にじゃこうやってみようとチャレンジしてダメだったらもう一回次のことやってみよう。というのが必要なんだろうなと思います。ずっと同じじゃだめでしょうね。きっと。

—前向きというか、自分を高めるために。
何かブブラッシュアップ的な。基本があれば磨けますけど、基本ないと磨けないので、常に基本を作りつつ。

—ここでぶっちゃけちゃいますけど、僕自身話すのが小さい頃はとても苦手で、国語の音読がちゃんとできなかったんですよね。
人前でお話しすることができなかったんですか?

ーそうです。友達と話せるんですけど、人前で文とか話すのがもうダメで。もう苦痛でしたね。
なぜだったんですかね?決められた文を読むことが苦手だったのか、大勢の中でシーンとして、その環境で読むことが苦手だったのか、間違えることが恥ずかしいったのか。

—たぶん二つ目と三つ目ですね。
でもそれがわかったら、次克服するだけですからね。

—今は思えば大したことないんですけど、小学校の時はめちゃくちゃ辛くて・・・。
子供はナイーブですからね。

—そのぐらいちょっと自分の声に対してコンプレックスがあったんです。
そうなんですか?意外です。

ーなんでこんなことしてるんだって話ではあるんですけども。そういうことがあって、自分の声にコンプレックスがある人にこうした方が良いとかあったりしますか?
緊張もあると思いますし、その結論を早く言いたくて焦ってしまうこともあるかもしれないですし。自分の声を客観的に聞いたことがなくて、自分の声変だって思い込んでたら話せなくなるじゃないですか。

なお、もごもごも話して早口になると聞きにくくなってしまうので、逆にゆっくりお話しするようにしたり、その苦手なことをする時に、ちょっと大きめの声で口を気持ち大きく開けてみるとか。そうするとゆっくり話さざるを得なくなるので。

声に関しては、それぞれ皆さんの体が楽器っていう言葉あるじゃないですか。なので、体の中の響きが出ているって思えば、好き嫌いではなくて、それがもう一つの個性だと思うので、それがもし相手に聞きづらいんじゃないかと思うのであれば、音を大きく出すとかちょっと低めの声にするとか。そこまでやってた日常生活が大変ですけどね。

ーでも、おっしゃることはすごい分かります。
車の中で朝あーという声を出してみると、会社に着いてすぐ声が出るとか。トレーニングという程の事ではないですけれども、苦手を克服する方法と色々あると思います。

—今はだいぶ良くなった理由の一つが、自分の声も聞きながら編集することになるので、それは実体験として、やっぱりいいなっていうのはありました。
私も新人の頃は自分の声が嫌で嫌でしょうがなかったんですけど、それはもう毎日の発声練習と、こういう声を目指そう的なイメージで声出していって。

発生練習する時間がない時は、車の中で大きな声で歌を歌っていくとか。あー、の長音だけじゃなくて、高い声低い声の歌を二曲語ってくるとか。高低差が激しい歌、ってあるじゃないですか。ミュージカル系の曲ですね。それを歌って来ると出ますね。

具体的なお仕事内容


—ここから具体的なお仕事内容をお伺いします。アナウンサーというと、分かるようで分からないような感じなんですね。
話してるだけと思われがちなんですよね。

—自分の番組の中で話したりすることがメインかなと思うんですけれども、どういうお仕事内容があるでしょうか?
まず番組の中で話すためには、そのことについて調べなきゃいけないので取材をします。そして、私が歌川さんと知り合ったように、番組にご出演していただけないかなと思う方にご連絡を差し上げて、出演交渉します。その他にも、放送した資料をまとめておいてどの曲かけたとか、どういうお話をしたということを、ほかの番組と被らないように資料作っておくとか。

多岐に渡りますね。もちろん社員ですので電話も取りますし、会社の中の事務的な処理もちゃんとします。取材行くために運転もしますし。

—結構ハードなんですね。
アナウンサーだからっていって特別なわけでもなんでもなく、普通のサラリーマンです。

—アナウンサーって聞くとそう感じないところがありますよね。
なんでしょうね。

—憧れの存在みたいなのがやっぱりあるんじゃないですかね。
画面などに映ってらっしゃるフリーで喋る事を専門にされてのる方もいらっしゃると思うので、社員ではない方の仕事内容は、私が経験したことがないのでわからないんですけれども。基本的に局アナと呼ばれる方々は、キー局アナウンサーの方もまず入ったらお茶くみからだとは思います。

—いち会社員として働きながらなんですね。
あと、いろいろな方にお会いしたときにお茶を出すという時に、やっぱり相手の方に何を求められているかとか考えながら入れたりお出したりすることによって、アナウンサーの気の使い方を学んだりするのかなと。
この方そろそろ変えたがいいかなとか、ちょっと会議長くなってるからコーヒー淹れた方がいいかなとか。

例えば生放送だけではなくて、式典の司会とかそういう時に、前に出ていただきたい時に、言葉にしないでも出てくださる方もいらっしゃれば、お願いしますと言わないと動線がわからない時ってあるじゃないですか。そういう時にどのように細やかにいろんな方にできるかとか、結婚式だけではないですけどお祝い事の時とか、料理進んでいない時とか。

その時どうしようとか、次の方の曲できているかなとか見ながら進めてかなければいけない時に、ただ喋るだけです、で立ってたら何かが滞ってしまったらもう進まなくなるので、その時に色々見ておくっていうのは大事なんじゃないかなと思います。

—確かに上手い人はちゃんと場の空気を保ちつつ会場の流れをまとめる経験した事があるんで、おっしゃるとおりですね。
それができないと、その会がダメになってしまったら、残念じゃないですか。

—それも含めて会社で1から新人の勉強しながら、上がっていくという感じなんですかね。
そう思いますね。多分どんなお仕事も一緒ですよね。無駄なことはないってすごい言葉だなって思います。

—運転しながら取材に行ってるってことで、定期的に浜通りに行ってらっしゃるんですよね。これってどういう取材なんですか?
浜通りにある企業様の番組の取材なんですけれども、その企業様からご紹介いただいた企業に伺って、お話を伺ってるんです。大変ご苦労なさってのるとか、志があって再建されたとか、その思いがあってずっと続けられているとか、本当にそれぞれの会社ごとにお店ごとにドラマがあるので、そのドラマをこの短い間にどう伝えできるかなと思いながら、話を伺ったり。

—僕と近いというか同じ感じですね!
そうですね!

後編はこちら

アナウンサー直伝の訛りを直す方法。石田久子:後編

是非、音声でお聴きください!

======
■仕事探しで絶対に後悔したくない方へ
インタビュー求人情報

■求職者から60分で3名の応募があった情報発信をしませんか?

■最新情報はLINEの友達追加を!
友だち追加

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
The following two tabs change content below.

歌川貴之

プロインタビュアー/仕事と空き家マッチングが最も得意。生の職業情報を伝える求人情報サイトを運営し、企業向けに販促用のコンテンツ制作をしている。個人事業主のお店から芸能人・上場企業の社長など、様々な職業1,000人以上に会ってきた。

 - 職業インタビュー記事一覧