【カフェ・福祉】庄司操・梓「福島県で開業までの資金と準備方法」

      2017/10/04

キープオンカンパニー株式会社 代表取締役の庄司操さんと、カフェ&デリマルクの店長 庄司梓さんのインタビュー前編です。

〇庄司 操(しょうじ みさお)

平成14年:市の委託事業としてNPO法人マカセッセを立ち上げ、障害児者の一時預かりを始める。
平成24年 :キープオンカンパニーを設立。虎ノ門の独立行政法人に借り入れ申し込み、障害分野では株式会社の借り入れ日本初。
平成26年:多機能型施設として、カフェ&デリ マルクをオープン。

〇庄司 梓(しょうじ あずさ)

1982年2月24日生まれ 会津若松市出身。
青山学院大学 法学部を卒業後、人材紹介会社へ勤務。その後、会津親善大使「会津キャンペーンクルー」として活動し、FM喜多方のパーソナリティーを11年間勤める。
「食」大事さを知り、会津大学短期大学部 食物栄養学科へ進学し、現在は管理栄養士としても活躍中。

※キープオンカンパニー株式会社では人材を募集しています。
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番組初!親子での出演

—お母さんが操(みさお)さん。娘さんが梓(あずさ)さんということで、下の名前で呼ばせていただきます。梓さんは元FM喜多方のパーソナリティだったそうで、そこについても後ほど伺いたいと思います。

梓 はい!よろしくお願いします。

—障がい分野では株式会社の借り入れは日本初ということなのですが、詳しくお聞かせください。

操 そうですね。元々障がい分野では社会福祉法人や病院が主なので、株式会社の借り入れは出来なかったんです。それが平成25年に株式会社も対象になり、タイミングよく借り入れが出来ました。

流れをご説明すると、以前私がいたNPO法人でも福祉事業を運営していまして、法人格を持った団体じゃないと行政の補助や支援が受けられなかったので、NPO法人が沢山出来てきたんです。会津若松でも色々な福祉事業所がありますが、ほとんどがNPO法人ですね。

しかし、色々な特典があるんですが、就労を支援していく団体としては民間の団体と同じように株式会社として事業を営んでいくというのがこれからの新しい道かなと思いました。

それで、あえて株式会社という形態で事業を始めようと思ったのですが、当時は株式会社の形では援助が本当に得られない時代でした。そこで県の方に聞きましたら「福祉機構に聞いてみたら?」とアドバイスをいただいて、実際に行ってみたら借り入れができたということです。

障がい者団体は傷の舐め合いだと思っていた。

—事業を始めたのはどのようなきっかけがありましたか?

操 私は子供が4人いるんですが、長男がダウン症を持って産まれて、何とかしようと思ったのがきっかけです。それまでは福祉と縁のない人生を歩んでいまして、長男が生まれてなければ今の事業もなかったと思います。
最初は地元の親の会の中で色々な活動をやっていました。私にとっては親の会や障害者団体の活動は「みんな傷を舐め合ってて仲良しグループじゃないのかな?」というのがありまして、最初は入ろうと思いませんでした。

しかし参加してみると、自分たちの子供のためになんとか生きていけるための制度作りをすこと、世の中に啓蒙・啓発していく社会的な活動であるということを知ったんです。

30年ぐらい前からその活動を始めまして、1つずつ学んでいくことが多かったんですけど、子供が会津養護学校に入った頃からは学校の仕組みも変えていこうとか社会的な活動に意味を見出しまして、そこから活動を始めました。

—実体験で事業を始めているので理念がしっかりしていますし、説得力がありますね。

操 そう言っていただけると嬉しいです。

カフェの名前の由来は新宿BERG(ベルク)

—「カフェ&デリ マルク」の名前の由来は?

操 新宿東口のBERGというカフェがあるんですが、経営者の井野さんの本を読みまして、カフェの理念がとても魅力的でした。井野さんのお父さんが精神障害を持たれているので、「自分と同じようだな」と共感したんですね。

メニューは、コーヒー豆やソーセージやパンなどの材料を吟味して、良いものを安く食べてもらうという理念を持って、新宿の色々な方を受け入れて、いいひと時を過ごしてもらうという方針で経営されています。
私達も行ってみたんですけど、コーヒーやホットドッグやカレーも感動するぐらい美味しいかったです。駅の一角の本当に狭いところで一度立ち退きを要求されたんですが、利用者の方や支援者から大きな支援をもらって今でもお店をやられています。

—駅ビルの中で40年以上やられているということですね。お店の名前とはどういう関係があるんですか?

操 そのまま使うわけにはいかないので、雰囲気は使いたいなと思っていまして。

梓 「色々なことを、まるくおさめたい」という意味も込めて「マルク」になりました(笑)

操 まずカフェをやってみようという想いがあり、障がいを持っている方々の働く場所は必要でどういう形態で始めようかと考えていたのです。現在点では、障がい者の方が働ける場は限られているんですよ。私はジョブコーチもやっていますが、大きな会社でもお掃除などの影の仕事が多いので、自分達が表に出て楽しく自分を発揮できるようにするためカフェがいいかなと思いました。

—バックヤードが多い中で、お客さんと接する仕事をやられているところは数はどのぐらいですか?

操 他県にはありますが、会津若松には実際にお店でやっているのは「コパン」というパン屋さんと弊社ぐらいですね。

ラジオは収録より生放送の方が楽

—続いて、梓さんのお話も聞かせてください。まずは新卒の時のお話からお願いします。

梓 大学卒業後に人材紹介の会社に勤めました。東京のベンチャー会社で勢いがあり、配属先が営業だったので、とても忙しくて結構きつかったですね。自分は就活の時に「ここに入りたい」っていう強い信念などがなくて、とりあえず入れるところに入ろうという気持ちが強かったんです。入ってから色々学ばせてもらって、同期で仲の良い友達も出来たのですが、自分にはきついということで退職して会津に戻ってきました。

帰ってきてからは、会津キャンペーンクルーに応募して運良く1年間活動させていただき、その中でエフエム喜多方の社長とお会いして、つい最近までラジオを11年間勤めさせていただきましたね。

—法人営業って、飛び込みとかもありましたか?

梓 ありました。アポを取る場合もあれば、飛び込み営業もあります。人と話すのは得意ではないですけど、行って話をしていると様々な人の発見があったのは面白かったですね。

—会津キャンペーンクルーはどういうお仕事ですか?

梓 会津の魅力を全国に発信するという内容で、様々なところにいって白虎隊の踊りを踊ったり、その時に会津の売りを話したりして全国を回っていました。

ーエフエム喜多方では、どのような番組を持っていたのですか?

梓 最初は週2回の午前中の2時間の生番組をやっていました。フリートークなので、自分でコーナーとかを考えてやっていましたね。

—生だとプレッシャーが最初はあったんじゃないかと思うんですが。

梓 そうですね。最初はすごく緊張したんですけど、やって行くうちに生の方が楽だなと思いました。本番やったらそれで終わりじゃないですか。後があると考えるとなかなか本気が出せないというか。やっちゃえみたいな勢いでしたね。

—11年もやっていると、操さんも聴いていましたか?

梓 聴いていないよね?(笑)

操 最初は声とか言葉遣いをもう少しこうした方がいいとか言ったり一生懸命聞いていたんですが、最後の方は全然聞いてません(笑)

梓 最終回も聴いてなかったもんね。最初はこんなに続けていけると思っていなくて。続けられたのは、周りの環境も良くてリスナーさんでも毎回聴いてメールを出してくれる方もいて、それに支えられながらやっていました。

「食」の大切さを知ったのはダイエットの失敗から

—カフェ&デリ マルクはどういう特徴のお店ですか?

梓 私は管理栄養士の資格を持っていまして、偏りなくバランス良く食べるのがいかに大事かというのを学びました。やはり外食は一般的に味が濃かったり、油が多かったりします。人間は塩分と油分があると美味しく感じるんですね。

今は健康志向で野菜が多いのは増えていると思いますが、まだまだ安心して食べられる飲食店が少ないなと感じていて。それなら、自分でやって自分でも買っていきたいような、野菜が多くて塩分や油分が少なめなお店を作りを目指したのがきっかけですね。
メニューは私と調理師さんが一緒に考えていて、調理師さんはすごく腕がいいので助かっています。

—一押しのメニューはなんでしょうか?

梓 野菜を使ったものが多いんですが、なかでも「押し麦のタブリフサラダ」というのは、水溶性食物繊維が豊富で、食感もいいし野菜も食べられるし、見た目も鮮やかなのでおすすめです。お客さんに出す時にも、自分で食べるのも一押しのメニューです。

あとは、「肉団子の甘酢和え」はただの肉団子じゃなくて、脂身少なめの鶏ひき肉を使っていて、中にゴロゴロとした野菜が入っているので、食感も楽しめて野菜も取れるし脂質も控えめになっています。

—ラジオをしながらお店のお手伝いもしていて大変忙しかったですか?

梓 はい。同時平行でやっていました。短大の時でも社会人学生しながらラジオをしていたのでそっちの方が時間的に忙しかったですね。

後半はこちら

「知的障がい者の雇用の最前線!人材不足解消へ」

是非、音声でもお聴きください!

Cafe&deli Marc(マルク)
住所:福島県会津若松市一箕町大字亀賀字川西39番地4
電話:0242-36-7710

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歌川貴之

インタビュー求人情報サイトを運営し、企業向けに販促用のコンテンツ制作をしている。個人事業主のお店から芸能人・上場企業の社長など、様々な職業1,000人以上に会ってきた。2018年に仕事と住居マッチングサイト『ジョブホーム』リリース

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