【伝統工芸】諏佐淳一郎「家業の後継者問題。継ぐかどうかを見極める方法」:前編

      2017/10/14

桐屋紙器工業所 代表 諏佐さんのインタビュー前編です。

■今日はお店にお伺いして収録をしています!
よろしくお願いします!

はい。よろしくお願いします!

■まずは、諏佐さんのプロフィールをお聞かせください。

え~年齢は53歳(収録当時)。かなりのおっさんでございます(笑)
職業は平たく言うと箱屋ですね。
塗り物やお箸の箱を作ったりして代々受け継いでいる会社です。

現在9代目で、創業は250年~300年前かな?
場所は七日町でずっと活動しています。

桐屋紙器工業所の紹介


■老舗ですね!箱屋のご説明もお願いします。

皆さんの家にもあるとは思うのですが、色んな物が入っている箱です。
お菓子が入っている箱や、ティッシュボックス、洋服もありますよね。

つまり必ず必要な物ですが、
主役として主張しない縁の下の力持ちみたいな物です。

■なるほど。そう言えば、諏佐さんのお母さんはパワフルな方ですよね?

そうですね(笑)
まあ、じっとしているのが苦手。
止まると死んでしまうような感じです。(笑)

父がまだ生きている時は、
車で山口県の萩市まで行って「会津から来ました!」と叫んだと言う(笑)
なんだかよく分からないことをしてますね。

■ははは(笑)そのお母さんが作ったバッグが好評みたいですね!

そうなんです。
会津木綿を使って網代編みで作ってるんですがこれが好評で。
最初は趣味で作ってたんですが、
注文がかなり来るようになりました。

それならうちの商品にしようと言う腹黒い感覚で始めたんです(笑)

さらに、大阪のおばちゃんに火が付いています。
何年か前にうちに立ち寄って買っていただいたところ、
口コミで広がりまして好評いただいてますね。

ただ、量産出来るものではないので、
注文がさばけていない状況ですみません…

■では、箱の作り方を教えてください。

ボール紙を作業場で裁断して
その寸法に合わせて、箱の形に作り、紙を張り付けます。

納期はロットで変わりますね。

1つ2つでも納期はかかりますが、
可愛いおねえちゃんが来たら「分かりました♡!」
と1時間で作っちゃいます(笑)

オーダーメイドは一般のお客さんも多いです。
親戚に送る一点ものを入れる箱が欲しいと要望がありますね。

そして、耐久性は漆器屋さんに収めた箱の場合は、
保存状態によりますが、30年ぐらい持つのは聞きます。

保管に関しては、湿気に弱いので気を付けて欲しいですね。
まあ、普通の状態で使うのであれば5年~10年は持つと思います。

家業を継ぐかどうかを悩んだ

■お仕事のやりがいは?

実は、やりがいに気付いたのはここ最近なんです。
今までは、
「面白くないなー」
「つまんないなー」
と思っていたんですよね。
まあ、はっきり言うと、
うちの父から受け継がれた物でも、そこには考え方の相違はありました。

経営者としてのリスペクトはありつつ、
時には衝突することもあったんです。

ただ、今は自分で箱に限らず商品化して
考えて作って行くのが楽しくなってきましたね。

■他の仕事もしていたのですね?

そうですね。
14.5年前から箱屋の他に整体サロンをして、
二足の草鞋を履いていたんです。

箱屋は父との相違もあり、新しく変えられなかったんですよね。
それに比べ、整体サロンはけっこう評判も良く実績もあったんです。

正直、整体は仕入れがなくて日銭が入るんで、
売上=即収入で良かったんですよ。

ただ、父が亡くなる数年までは、
毎日病院で話すうちに、変化があったんですよね。

「あ、親父ってこうゆうことを考えたんだな」
と思うようになり、

「今、この仕事を閉じることは出来ない」と
使命感が沸いたんですよね。

そして、整体サロンを辞め
箱屋の仕事に専念して今に至っています。

若い人達には、人生後悔だけはしないようにして欲しいです。
もちろん、反省はしなくちゃいけないですよ。
「あ~昨日飲み過ぎた!お金使い過ぎて気を付けなくちゃ!」
とかは大事です。(笑)

ただ、後悔するって言うのは、

これまでの自分の人生を否定するようになってしまうので気を付けてください。
人生は長いので後悔はして欲しくないですね。

■お仕事で苦労したことは?

私が20代前半ぐらいまでは、箱屋はかなり忙しかったんです。
自分のペースで仕事が出来ないことがあったので、
ストレスになってました。

物には順番がありますが、
やはり、納期の希望があり急かされるのは辛かったですね。

されは、酒で発散しました(笑)
友達や奥さんなどと色んなことを話して、
その場をごまかしながらなんとか生きてきました。

これから家業を継ぐ人は参考にして欲しいです。

※是非、音声でもお聴きください!

後編はこちら

「超可愛い!猫の癒しの写真集」

桐屋紙器工業所
〒965-0044
福島県会津若松市七日町5-8
0242-22-0953
是非、音声でもお聴きください!

======
■仕事探しで絶対に後悔したくない方へ
インタビュー求人情報

■求職者から60分で3名の応募があった情報発信をしませんか?

■最新情報はLINEの友達追加を!
友だち追加

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
The following two tabs change content below.

歌川貴之

プロインタビュアー/仕事と空き家マッチングが最も得意。生の職業情報を伝える求人情報サイトを運営し、企業向けに販促用のコンテンツ制作をしている。個人事業主のお店から芸能人・上場企業の社長など、様々な職業1,000人以上に会ってきた。

 - 職業インタビュー記事一覧