アナウンサー直伝の訛りを直す方法。石田久子:後編

      2017/11/08

株式会社ラジオ福島 アナウンサーの石田さんのインタビュー後編です。

※前編はこちら
現役のラジオ福島アナウンサーが語る!局アナになる方法とは?石田久子:前編

普段の生活が仕事に活きる

—二十年近くアナウンサーをやられていて、アナウンサーになってよかったなという事はありますか?

そうですね!自分が経験した事、体験した事がそのまま仕事に活きてくることですかね。例えばお休みの日に普段絶対しないようなことをしてみたり、行動をしてみたとかです。

具体的に珍しい電車のチケットが取れたから行ってみようって乗ったら、その景色や場所、駅弁、出会った人の話もすべて放送の資料になる。それで、自分で出向いてお話を伺っているので、もう一回追加のお電話をして取材させていただくこともありますけど。休みでわーって観光しながら、これ話せるみたいな(笑)。

—いいですね!
いいと思います。本当に福島県内をドライブしていても、この時期にこんな花が咲いてたと思ったときは、今年は気温高いんだななど直結して話せるようになります。
これってアナウンサー独特だと思うんですね。すべての生活が体を削って仕事していると言ってしまえばそこまでなんですけど。全ての行動、生活が放送のためになってきます。

—僕も同じような感じなんですよね。旅行先にも取材申し込んだりしますし。遊園地に行ったら、遊園地のスタッフさんとかに声かけたりしますし。これいいですよね。仕事に行ってるのか遊びに行ってるのかわかんないみたいな。
それが苦になる方もいらっしゃれば、ならない方もいらっしゃって。多分歌川さんもならないんじゃないですかね?私もならないので。台所の仕事してる時も、こんな珍しいものがあったから買ってみたよ。お!使いやすい。類似品どうなっているんだろうとか。そこから発生してとこんな便利グッズがあるぞとか。どんどん広がりますよね。

—二人でお話しするとすごい共感できる部分がいっぱいありますね。
だからこそ体験値も経験値も上げて行かなきゃいけないと思いますし、もちろんお話し聞いてくださる方って、専門的なここの分野で私以上のプロの方っていらっしゃるわけで。その方が聞いていて、あれって思われてはいけないと思うので、ちゃんと調べてお話はしなければいけないと思っています。

訛りには苦労した

—逆に大変だったこと、苦労したこと、これやばいみたいな事、せっかくなので本音で教えてください。
苦労したことは、石川県出身なので、いわゆる標準語のアクセント覚えられなくて。特に数字がダメだったんですよ。5番、12番っていう払い戻しの時に、 言ってから、「あっ、違う」、みたいな。数字だけで伝えてかなきゃいけない時に、アクセントがバラバラっていう。あれは辛かったですね。

1年目でまず治らない。2年目はあやふや。3年目たまに出てくるみたいな(笑)。いつになったら出来るのって。もう大丈夫と思ってた頃にまた出てきて、あぁみたいな(笑)。

—訛りがある地域が出身の方は多分これで悩む方も多いのかなと思います。どう克服しましたか?
耳で覚える。先輩に何回も言って、何回も繰り返して言って覚えて、 2 番って書いておいて、下読みしてやっぱり間違えた!のを繰り返しですね。

—その話すときは、緊張しませんか?
します(笑)!

—普通にペラペラ喋ってる中で、チラッと数字が入ってくると、やばい、そろそろ数字来るみたいな感覚ですか(笑)?
ちょうど払い戻しだったので、 数字しかないんですよ。最初から最後まで数字なんですよ(笑)!
自分が苦手な数字分かっているので、読む前に先輩に確認して一回言っていただいて書いたりしてます。嬉しいことに忙しい中先輩方も付き合って下さるんですよ。何回も言っていただいて。
今でも時に2番、15番って来ると、来ましたよって思いますもん(笑)。

—他のアナウンサーさんも、何かしらそういうことありながらやっているんですかね。
そうですね。先輩方もそうなんですけど、自分が苦手なものを苦手だって分かっているからこそ、修正できると思うんですよ。分からないと修正できないので、そういう先輩方もご苦労というか、そういったことはずっと一つ一つ消していくっていうことはされていますね。

—続きまして、今後の目標などもぜひお聞きしたいです。まだまだ先輩がいるって中で、後輩も入ってきて立場が上になってくると思うんですけど、目標っていうのは気になりますね。
おそらく到達点ってないと思うんですよね。1個1個の仕事で、例えば放送も毎日同じじゃないので、こうすればよかったな、ああすればよかったなあって出てくるのは、その日その日のことはもちろんなんですけれども、トータルで少なくして行きたいていうのが目標でもあります。

あと、アナウンサーってみんな一緒じゃないですよね。それぞれ個人なので、その個人がどれだけ面白いフィールドを持っているかによって話の内容も変わってくると思うので。先ほどの体験、経験が自分の財産になるじゃないですけど、もっともっと経験を上げていきたいなと思っています。

—これからアナウンサー目指そうと思っている方に向けて、こういうところを入る前にやっといたほうがいいよみたいな事はありますか?
今勉強していることすべてが財産になると思うので、勉強しておかなくて良かったことはないと思うんですよ。
例えば工業高校にいらっしゃる方だったら、いろんな検定試験を受けますよね。その資格も持っていれば持っているほど、勉強したことが絶対何かに役立ちます。商業の方も色んな資格取りますよね。その勉強した事って勉強した人じゃないと分からないじゃないですか。

あと中学生、高校生だったら、なんで日本史の勉強しなきゃいけないのか、世界史勉強しなきゃいけないのって思うかもしれないんですけど、そこからミュージカルの話に飛べるかもしれないし。
それこそ福島だったら、日本酒だったらどういう藩があってっていう話とかで自分でもしかして番組作ることができるかもしれない。
なので、余計なことは何もないから、今吸収できることすべて勉強しといたほうが絶対いいと思います。

—引き出しの多くなるってことですよね。すごいわかります。
算数だって、計算早かったらの打ち上げの時とかすぐ計算できる。

—大事ですよね、そういう人いると。
ありがとう!ってなりますよね。

視聴者からの質問!


—ここからは、視聴者からの質問に一問一答みたいな感じでお答えください。

Q1.どのようにしたらアナウンサーになれますか?
アナウンサーは国家資格ではないので、明日からでもアナウンサーって名乗れます。その名乗った時に、自分がお話しする場所があるのであれば、自分で勝手に名刺でアナウンサーって書いてもいいんですよね。

ただ、ステーションアナウンサーになりたいのであれば、それぞれの局の試験を受けて、入社という形を取って在籍する。もしくは、フリーアナウンサーが所属している事務所に入る。

—その手もあるというか、局にいくか、フリーアナウンサーが所属している事務事に入るかなんですね。
でも、事務所に入らなくてもフリーランスでお仕事をもちろん出来ますので、選択肢は色々あると思います。

—自分が合うところに行ってもらえばいいですね。
ただ、フリーランスになると仕事いただくためのオーディションというのものすごく大変かなと思います。

ーなんか競争が激しいイメージがありますね。
確かにそうですよね。このコーナー任せるっていう感じになるのであれば。
その雰囲気に合っているかどうかも大切でしょうし、どういう話し方かということも大切でしょうし。本当にそれこそ就職試験じゃないですけど、ご縁なんじゃないかと思います。

Q2.話すトレーニングはどのようにしていますか?日ごろやっていることも含めてお聞きしたいです。
発声練習、滑舌の練習。あと、なんなんとなく今声出なくなってきたなと思ったら、いつもより長音多めとか。毎日やっていると、自分の中でわかるようになってくると思います。

—今日調子いいなみたいな。
声出るなと思うときはちょっと押えておいて、出ないなと思ったらゆっくりアップしようみたいな。弊社だと、就業時間になったらもう今すぐ読みます状態でいないといけないので、それまでにどう作っておくか。

—そこ気にしてやってるんですね。でも、無意識でも出来くるみたいな感じですかね?
先輩は出来てますね。

Q3.女性でも活躍している人はいますか?
—僕は逆にアナウンサーって女性が多い気がするんですよね。
そうですね。男性アナウンサーでもやっぱりベテランアナウンサーで重鎮と呼ばれる方々はやっぱりいらっしゃいますので。ある意味、女性も男性も書き上げ垣根がない仕事だと思います。

なので、女性だから活躍するではなく、女性と男性が平等だからこそ大変なこともありますし、だからこそこの仕事をしててよかったなと思える部分もあります。

Q4.声のケアはどのようにしていますか?
—例えば、風邪ひいて声が出ないってなったら、もう正直仕事にならないじゃないですか。どういう所に気にして普段ケアをやってるんですか?
家に帰ったら、まずタオルを巻きます。人によってケアは違うと思うんですけど、私はタオルを巻いて首から冷えないようにします。熱が出そうだなと思ったら、その日はいっぱい水分とって汗出して寝ます。

—首が冷えるとあまりよくないんですか?
スースーしません?

—な、なるほど。
多分体質とかもあるのかもしれないんですが、体の部分で首がつく所を冷やすと、体が冷えると言われていて、手首・足首・首半 などなどあって、そこは冷やしてはいけないと言われていて。実際ある年から、家でタオル巻いたりするようになってから、そんなに風邪をひかなくなったんです。
あと。生姜の時期になったら生姜を蜂蜜に漬けておいて、お湯割で飲む。一番は体を冷やさないですかね。

—僕は冬にマスクしてると精神的に安心するんですね。外に出るときは絶対マスクしてるんですよね。
マスクもそうですし、うがい手洗いもですね。

—もう基本的なことですね。そこは徹底してやると。
あと、睡眠不足にならないように頑張る。

—取材オファーで石田さんとメッセージのやり取りをfacebookでする時に、一時期とても遅い時間に来たことがありますよね。ここまで遅く仕事頑張ってるのかなと思ってました。
たぶん年末ですかね。はやくお返事しなきゃ、って思って送ってたと思います。(笑)

Q5.生まれ変わったらどんな職業に就きたいとかありますか?
やりたいこといっぱいありますね。

ーお話聞くと、アナウンサーももちろん好きでやってると思うんですけど、そもそも興味がすごいある方だなっていうのは聞いてと思ったので。
やりたいことがありすぎて一つに絞れません。生まれ変わったときに自分の能力と考えて仕事に就きたいと思います。
今一つと言えるのは、航空会社の路線開拓の仕事してみたいです。

—え?路線開拓ですか?
新しく就航していない路線を設ける。面白そうじゃないですか?

—面白そうですね。めちゃくちゃ営業マンみたいな感じですね。
それもありますし、色々なことができないと絶対出来ない仕事じゃないですか。

—すごいハードルが高いとこ行きましたね。
でも。それだけじゃないですよ。落語の噺家さんになりたいとか、ミュージカルの群衆にいたいとか。主役じゃないんです。脇を固めたいんです。色々ありますね。

—では最後に、告知とか宣伝というか、何かリスナーにお伝えしたいことありますか?
ラジオ福島がワイドFMを開局します。 90.8Mhz。中通りなんですけども、 FM化になって、放送が90.8Mhzで聞くことができるようになるので、もしよろしければクリアの音でラジオ福島お聞きください。

—普段どおりAMでも聞けるし、両方聞けるってことですか?
はい!そうです。

—石田さん、本日はありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!

是非、音声でお聴きください!

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歌川貴之

プロインタビュアー/仕事と空き家マッチングが最も得意。インタビュー求人情報サイトを運営し、企業向けに販促用のコンテンツ制作をしている。個人事業主のお店から芸能人・上場企業の社長など、様々な職業1,000人以上に会ってきた。

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